疾患によって生じる社会的問題の解決や急性期治療を終えた患者さんの退院支援のサポート等をおこなっています。
また、かかりつけ医や居宅介護支援事業所等、在宅サービスを担う事業所との連携に注力し、患者さんが住み慣れた地域で安心・安全に生活できる支援を心がけています。
済生会の原点である生活困窮者支援事業も当室が担当しています。
経済的な理由により医療を受けられずにいる方や入院費や外来費の心配がある患者さんやご家族への面談・対応も行っています。
また、院内会議や地域の団体と連携しながら潜在化しているニーズを把握し、障害者施設への予防接種や外来の送迎支援、出前・健康講座の開催などを展開しています。
医療連携部には、地域連携室もあり、メンバーも医療ソーシャルワーカーだけでなく、医師、事務長、看護部長、看護師と
様々な立場、職種で構成されています。
また、業務上、地域の連携機関と協働することが大変多い為、まずは医療人・組織人、そしてこの地域を支える一員としての立ち振る舞いを学んで頂きます。
また、教育はOJTを基本とし、医療相談や転院調整、退院支援はもちろん、法人が実施する医療
ソーシャルワーカー、地域包括ケア連携士の研修会、市や中核病院が行っている在宅医療・介護連携推進事業、在宅医療サポートセンター事業への参加など多岐に渡ります。
また、希望する外部研修や資格取得にはなるべく参加できるよう配慮しています。
・社会福祉士/3名
・精神保健福祉士/1名
・介護支援専門員/1名
*通信教育等のサポート可
年間相談延べ件数:3,664件
・医療相談(退院支援・転院調整など)
3,358件
・医療費相談(無料低額診療事業など)
279件
・その他 27件
父が当院にお世話になっており、父から「職員の皆さんがとても優しいから間違いないよ」と強い勧めがあり、応募に至りました。
院長先生とプロ野球の話題を毎日のように交わすほど職員の距離が近い病院だと思いま
す。部署内でも時には流行の漫画やアニメの話題が飛び出ることもあり和やかな雰囲気です。調整に迷いが生じた際は、毎日行う部署でのミーティングで相談することができるので、全員で協力し調整に臨むことができます。
地域に密着した病院なので、再入院される方も多く、一度きりではなく長期的な関わりになります。自身の経験に比例して顔見知りになる患者さんが増えていき、退院支援を行った患者さんから外来受診時に声をかけて頂くと、今後も患者さんが地元で生活できるよう頑張ろうという気持ちになります。
社会福祉士を志したあなたなら既に持っている、患者さんやそのご家族の方に寄り添う気持ちがあれば心配いりません。部署内で互いにフォローし合い、成長していくことができます。私自身もまだまだなので、共に成長していきましょう。