診療科
薬局
薬局には、薬剤師7名、薬局事務2名のスタッフが在籍しています。土曜・日曜・祝日には薬剤師1名が勤務し、夜間はベル当番で対応しています。私達薬局スタッフは、「薬局理念・基本方針」のもと地域医療に貢献できるよう活動しています。
薬局理念
患者さんを第一に考えた、安心・安全で良質な薬物療法の提供に努めます。
薬局基本方針
• 医療チームの一員として他職種と連携をはかり、医薬品の適正使用を推進します。
• 向上心を持って自己研鑽に励み、より専門性の高い薬剤師を目指します。
• 教育・研修を推進し、人として、医療人として暖かみのあるスタッフの育成に努めます。
業務内容紹介（一部）
内服・外用・注射薬調剤業務
患者さんに安全で適切なお薬が提供されるよう、医師の指示内容について、薬剤の選択、投与量、投与方法や薬剤の組み合わせなどが適正かどうかのチェック行い、情報提供・処方提案により患者さん個々の状態に合わせた薬物投与の支援を行っています。また、患者さんの服薬管理状況や服薬支援されるご家族などの希望に応じて、一包化調剤などニーズに合わせた調剤も行っています。お薬に関する質問やご相談、飲み残しのお薬に関するご相談等にも随時対応しています。
抗がん剤治療支援・無菌調製業務
抗がん剤治療を受ける患者さんの投与設計の段階から参画しています。投与スケジュール管理、投与量、投与方法の注意点、副作用防止のための対策などを医師に提案しながら、患者さんが安全で適切に治療を受けられるよう取り組んでいます。また、抗がん剤（注射薬）は、十分な安全管理が必要であるため、整った環境下で薬剤師が注射薬の混合調製を行っています。
病棟活動・服薬指導
入院患者さんに安心して治療を受けていただくために、持参された薬剤はもちろん、内服薬、注射薬すべての薬歴管理を通して、飲み合わせのチェック、使用量、使用方法の確認を行っています。ベッドサイドや患者説明室で、お薬について説明すると同時に、患者さんのコンプライアンスやご要望に合わせ、お薬を服用しやすいような形態への検討を行います。また、投与されているお薬の効果・副作用を観察し、早期の副作用発見や、コントロールできていない症状があれば、患者さんのお話を聞きながら、お薬での対応が可能な範囲かどうかを検討し、主治医への処方提案に取り組んでいます。
チーム医療への参加
薬剤師は栄養療法回診、感染回診、緩和ケア回診などに参加し、よりよい薬物療法を目指し提案を行っています。各分野には認定資格がありますが、薬剤師においても同様で、認定取得に必要な他施設への研修などについても積極的に取り組んでいます。現在当院の薬局には、1名の日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム（NST）専門療法士が活躍しています。
「お薬手帳」について
当院では「お薬手帳」を積極的に活用しています。いつも携帯・いつも同じ場所に保管しましょう。
• 旅行先で病気になった時や災害時に避難したとき、救急のときなど、お薬手帳があれば、飲んでいる薬を正確に伝えられます。
• ご家族にも、お薬手帳を持っていることを知らせておきましょう。
• 飲んでいるすべての薬を「1冊で」記録することが大切です。病院ごとや薬局ごとに、別々のお薬手帳を作らないようにしましょう。
